東京では25℃超の
夏日も珍しくない毎日で、
わがよしりん企画でも、
クーラーの出番が間近となっています。
夏日も珍しくない毎日で、
わがよしりん企画でも、
クーラーの出番が間近となっています。
しかし東京電力の需給見通しでは、
7月4.8%、8月4.5%供給が上回り、
東北電力への融通もできるということで、
一応は安心してます。
電力料金値上げに関しては
「本当に身を削っているのか!」
と非難されているようですが、
電力の安定供給という、
電力会社として最低限の
責任を果たしていることについては、
評価したいと思います。
なぜあえて評価するかといえば、
そんな「当たり前」のことすら
やろうとしない電力会社があるからです。
関西電力は今夏の電力量について、
4月23日には16.3%不足すると発表、
これが5月7日には14.9%と、わずかに縮小。
さらに5月10日には、
大飯原発3、4号機を
再稼働すれば電力不足は
回避できると言い出しました。
やってることが、
あまりにも露骨です。
東電は既に昨年11月の時点で、
原発ゼロでも夏を乗り切れるという
試算を出していました。
今朝のテレビ朝日
「モーニングバード!」によると、
東電は緊急設備電源をかき集めて
220万kW増やしていたのに対して、
関電は2万kWしか
増やしていなかったそうです。
関電は、本気で
原発ゼロ対策をする気など
なかったのでしょう。
週刊ポスト4.27号によれば、
「近畿エリアには企業の自家発電など
関電以外の発電所が418か所あり、
出力合計は約662万kWにのぼる。
稼働率は60%程度だ。
一部はすでに関電が購入しているものの、
それらをフルに動かせば、
猛暑でも電力は十分まかなえる」
ということです。
ちなみに、関電がこれさえ動かせば
夏の電力不足はないと言ってる
大飯原発3、4号機の出力は、
フル稼働で合計236万kWです。
どう見ても関電は、
「どうせ1年以上も過ぎれば、
みんな事故のことなんか忘れて、
ちょいと電力不足で脅せば、
こぞって原発再稼働に
賛成するに決まってる」
と高をくくっていたとしか思えません。
現在発売中のSAPIOに掲載の
『脱原発論』は題して
『4号機はダモクレスの剣』。
ネットでは情報が拡散されているものの、
大マスコミがほとんど触れようとしないため、
まだ知らない人も多い
「4号機プール」の問題を、
漫画ならではの効果を駆使して描いています。
ツイッター(@tokky_ura)では、
「今までの連載も読んでいましたが、
どこかで原発再開も止むをえないのではないか
…とほんの少しだけ思っていました。
が、今回の連載を読み、改めて100%、
再開はありえないことだと思い知らされました。」
どこかで原発再開も止むをえないのではないか
…とほんの少しだけ思っていました。
が、今回の連載を読み、改めて100%、
再開はありえないことだと思い知らされました。」
という感想もいただいています。
4号機プールでは4月12日、
冷却装置が停止する
という緊急事態が起こりました。
ネット内は騒然となりましたが、
マスコミは沈黙。
その後冷却装置は動いたようですが、
トラブルの原因など、一切続報がありません。
こうしてそのうち、
ある日突然破滅が
やってくるかもしれない、
そんな日常を我々は
いま生きているのです!
原発の話題はもう飽きた
という空気が流れるのを、
原発ブラボー団の人々は
心待ちにしていることでしょう。
しかし、そうはいきません。
決してそうはさせません。
『脱原発論』、
今夏の出版を目指し、
製作大詰めです!